クラシック・カセットテープ

カセットテープは60年代末から80年代後半にかけ、録音ができるオーディオ・メディアの主流でした。近年はアナログレコードに人気が沸騰したり、カセットテープにも目を向け始め若い音楽ファンの間では静かなブームが起きているそうです。言うまでもなくデジタル世代に育った方は環境に依存しているため、アナログ(音質)という実感がないかも知れません。そういう観点からもアナログ音源に興味を持たれることは、音色を提唱するサイトとして心嬉しいことです。


カセットテープは、幅3.81mm、テープの送り速度は毎秒4.75cmです。これはオープンリールの幅6.3mm、テープ速度毎秒9.53cmの半分であり、音質よりも小型化や簡便さを目的としたものと言われてますが。たしかに音の幅、厚みという点ではオープンリールテープには敵いません。ですが、二酸化クロム(CrO2)テープで録音されたメディアは、音色の優れたものが多く存在し十分満足できるものと聞きます。とは言えここで聴く限りは必ずしも絶対とは言えないようです。ノーマルテープにしろクロームテープにしろ、収録機材及び録音エンジニアの腕次第です。録音優秀であれば、D/レンジは劣るにしても音楽的には十分楽んでいただけます。

ギャラリー

使用機器

下記の機材を特定して、基本的な音の表現を探り出し評価しています。

◆カセットデッキ:NAKAMICHI 582(改) ◆アンプ:EINSTEIN THE AMPLIFIER(改) ◆スピーカー:INFINITY REFERENCE STANDARD 4.5(改)